以前のSRH840レビューと同じく、普段使用している他機種との比較によるレビューです。
また、audiotechnica製品の「ATH」は以後省略いたしますので、ご理解のほどを。
ATH-WS70比較レビュー
(CK10は"ER-CK100"を装着した状態です)
総合的な音質
A900Ti > SRH840 ≧ CK10 > WS70
高音域の表現力
A900Ti ≧ CK10 > SRH840 ≧ WS70
低音域の表現力
WS70 ≧ SRH840 > A900Ti > CK10
音の分離
A900Ti > SRH840 ≧ CK10 > WS70
遮音性 (外の音の聞こえにくさ)
CK10 > A900Ti≒SRH840 > WS70
装着感
A900Ti > SRH840 > WS70 (CK10はイヤホンなので除外)
外で使う場合の見た目
CK10 > WS70 > A900Ti≒SRH840
デザインは良いです。ただ、側圧がキツいので、装着感は最悪。
エージングさせている間、自分の頭より幅の広い物を挟んで放置したり、
無理やりバンドを広げたりしたので新品と比べるとかなり側圧はマシになりました。
が、それでも長時間の装着はしんどいです。
重量ではA900Tiよりかなり軽いですが、実際につけてみると雲泥の差ですね。
音の傾向はドンシャリです。
ですが低音が無茶苦茶主張しているという訳でもなく、割とマイルドな印象。
また、頭に響くような超低音は全くと言って良いほど感じられません。
というか、今回挙げた製品の中だとA900Tiしかそれを表現出来てませんね。
そこらへんはやっぱり"ポータブル向け"ということでしょう。
マイルドなドンシャリなので、あまりジャンルを問わずイケます。
また、マスタリングの具合にもよりますが、ボーカルが目立つので、ボーカルメインに聴く場合にも向いてます。
��zebraheadの楽曲は他と比べボーカルが引っ込み、ドラムが一番目立っていた(金物も含め)。)
ただ、基本的にはロックやポップなど、元気な曲を聴くことをおすすめします。
遮音性はダメダメでした。
ここまで外の音が聞こえてくるとなると音量をどうしても上げてしまいます。
今回はエージングを済ませた状態でのレビューでした。
エージングで何が変わったかというと、"音の分離がハッキリと向上した"事ですね。
結論
デザインを気に入ったかどうかが重要
音質はそこそこ あくまで普及価格帯だ
遮音性を求めるな
長時間の装着はムリ
元気な曲ならだいたいOK
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結局、冬の間の「防寒用」としてしか使用しないような予感がします。